集落墓地・部落墓地・共同墓地とは

名前の通り、集落や部落、又は地域で共同で利用されている墓地です。(公営墓地・民営墓地・寺院墓地とは違います。) 別の呼び方としては、「村落共同墓地」等もありますし、岩手県のほうでは「公葬地」という呼び方をするそうです。

その多くが、「墓埋法(墓地、埋葬等に関する法律:昭和23年5月31日法律第48号)」という、現在の墓地について定める法律の施行前から存在した昔からの墓地です。 そのため、この法律に沿っていない墓地も意外と多く、何かと問題を抱えた墓地も少なくないです。
(適切にしっかり管理された墓地も もちろん たくさんあります。)

墓埋法には、その施行前に許可されて墓地を経営していた者は、そのまま許可を受けたものとみなす、みなし墓地(墓埋法26条)の定めがあります。
ところが、昔から墓地として使われていても、その経営者・管理者があいまいで、みなし墓地(墓埋法26条)かどうかも分からない墓地も多いです。

集落墓地(部落墓地・村落共同墓地など)には、数十基以上の お墓がある大規模な墓地も中にはありますが、数基程度、あるいは1基だけという墓地も多いです。

場所は、畑の中や、道路沿い山麓の少し山に入ったところによく見られます。 個人の屋敷の中にあるものは、屋敷墓と呼ぶこともあります。

集落墓地のトラブルや問題、不安をご存知ですか?
お墓
集落墓地・部落墓地・村落共同墓地

ありがちなトラブル@集落・部落・共同墓地

お墓の使用者どうしでトラブルが発生しても、間に入るような管理者・経営者が不明で、当事者どうしの関係がこじれて、どんどん悪化することも 少なくないです。 例えば・・

  • 区画があいまいで、お隣同士で区画の認識が異なることもあり、設置した墓石等が隣の区画に はみ出して(又は、はみ出した疑いで)トラブルになるなど。
  • 管理が悪く、卒塔婆(塔婆)・供物などが隣周辺に散らかり慢性的に迷惑をかけるも、注意する人(管理者)がいない

墓地の共用部分に支障が生じても、管理者・経営者が不明で、対応できないこともあります。 例えば・・

  • 共用部分にある塀や通路・階段等が壊れても、復旧はおろか、危険個所の除去さえも ままならないこともあります。
  • 災害(地震、洪水、高潮、土砂災害など)で、墓地(通路や共用施設等を含む)が被災しても復旧がままならないこともあります。

トラブル

実は格安?集落・部落・共同墓地

お墓の使用者どうしの関係が良好で、とくに問題が発生しなければ良い面もあります。

地元の人しか利用できないかわり、永代使用料かなり安いことが多いですし、永代使用料が不要な場合もあると聞きます。(土地や墓地の管理者によっても違いますので条件・使用料は確認が必要です。)

墓地の永代使用料は、一般的には公営墓地が最も安いと思われがちです。しかし実は集落墓地(部落墓地・村落共同墓地)のほうが安い場合も多いです。 ただし集落墓地は墓地によって様々で、一様ではないため、高い墓地もあるかもしれません。

安い?

知らないと困る落し穴@集落・部落・共同墓地

管理が一見順調そうな墓地でも、今の管理者に後継者がいないとすれば、将来の不安は否めないです。 管理者の高齢化により、管理がおろそかになる墓地も多いです。

管理者が明確な公営墓地・民営墓地・寺院墓地と異なり、集落墓地には管理者が不明であったり、管理者がいても あいまいなこともあります。

墓地の管理者の、管理組合や町内会などが、法人格のない集まりでしかない こともあり、管理の内容は担当者しだいだったりします。専任できない片手間のボランティアでは、できることにも限界があります。

共用の通路の整備や、水場・トイレなどの設備が 十分でない場合もあります。(ちなみに墓埋法に基づいている公営墓地・民営墓地・寺院墓地ならば当たり前の設備です。)

管理者がしっかりしていないと、使用者間のトラブルの解決や、共用部分に問題が生じても復旧・補修などが進まないこともあります。

昔からの墓地は、階段が急であったり、舗装されていない土の道(雨の日は ぬかるんだリ、水たまり)だったり、高齢になると足を運びにくい場所になっていることも多いです。

山間の畑近くの集落墓
高齢化
急な斜面の道

3年行けない間に先祖代々の墓が更地に

「3年ぶりに 集落墓地に お墓参りに行ったら、あるべきはずの先祖代々のお墓が 跡形もなく、更地になっていて・・」という話もあります。

ウソみたいな話ですが、これって本当にある話です。

お墓の後継者がいなくなる「無縁墓」が社会問題となり、管理する人(墓守)がいない お墓も増えています。

そんな増え続ける恐れがある「無縁墓」に対処するための方法も必要です。 そこで法律では、「官報やそのお墓に、1年以上掲示することで、そのお墓を撤去することができる」ことになっています。

「もしお墓に、墓守や管理する人がいれば、1年もその掲示に気づかないなんて ありえない」という考えに基づくのでしょう。

ただ、法律ではそうなっていても、実際にお墓を撤去するとなると、それなりの費用がかかります。 たとえ無縁墓だと分っても 普通は撤去までいくことはないです。

ところが、道路建設など、公共事業が絡んでくると話は違います。お金を払ってでも使いたい土地なので、墓守がいるお墓は改葬を補償しますし、墓守がいないお墓は撤去となります。

法律どおり手続きが進められ、期限内に墓守が現れない・分からない お墓は撤去です。 でも普通は、1年ぎりぎりではなく、1年半など長めに掲示が行われるそうです。

たとえ長めに掲示されても、さすがに3年も お墓に足を運ばなければ、気づかないうちに、お墓が撤去されるということもありえます。

なお「寺院墓地」や「公営墓地」、「民間霊園」など、墓地の管理者がはっきりしてる場合、その管理者が あなたのことを把握していれば、勝手に撤去処分されることはないでしょう。
しかし、「集落墓地」などでは墓地の管理者が不明な場合もあり、お墓の墓守が期限内に名乗り出なければ、お墓が撤去されてしまうこともあるのでした。

住まいが お墓から遠く、さらに多忙さと重なり、お墓に なかなか足を運べない人も少なくないです。 案外、他人事ではないのかもしれません。

お墓から離れた土地への引越しや、長期の海外出張など、丸1年以上お墓に足を運べなくなる可能性があるときには、お墓の改葬も視野に入れた検討が必要かもしれません。
そんなとき、「お墓の管理もお任せできる お墓」であれば、将来の不安も一気に解決できるかもしれません。

撤去された墓
公共工事

永代供養墓はある?管理をお任せできる?

墓地の管理者が維持管理を行うことで、以降の管理をお任せできる永代供養墓は、管理者が将来にわたっても しっかりしていることが欠かせません。

集落墓地・部落墓地・村落共同墓地では ありえない仕組みの お墓です。

少子化・核家族化・非婚化などを背景に、無縁墓問題や、離れて暮らす子や孫の負担を考え、以降の管理や、維持費用が不要の お墓が注目されています。 お墓を大事にしてきた、昔気質の人にも 選ばれています

管理を お任せできる お墓には、「永代供養墓」のほか、「樹木葬」などもあります。 (さらに お墓ではないですが、「散骨」という方法もあります。)

「墓地の管理者は ずっと大丈夫かな?」
「体力的に 何歳まで お墓参りに行けるかな?」

将来に不安が残る お墓では困ります。 「永代供養墓」や「樹木葬」は、将来も変わらず、家族にも、周りの人にも迷惑をかけなくて済む 安心な お墓選びのヒントになるはずです。

樹木葬墓地

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